第32回 日本老年脳神経外科学会[The 32nd Annual Meeting of the Japan Geriatric Neurosurgery Society]

第2回脳卒中リハビリテーション看護の将来を考える会

会長挨拶

平野 照之

平野 照之

(杏林大学医学部脳卒中医学教室)

森岡 基浩会長のご高配により、昨年に引き続き脳卒中リハビリテーション専門看護師の皆さんが集う会を開催できる運びとなりました。今回の第32回日本老年脳神経外科学会で掲げられたテーマ「つなぐ、つたえる、ささえてゆく」は、まさに脳卒中リハビリテーション看護の本質を表す言葉でもあります。急性期から回復期・生活期まで包括的に関わることのできる専門職として、活発な意見交換の場にしてください。

日本は超高齢社会化して久しく総人口は減少傾向に転じています。脳卒中は死因の第3位、要介護の第1位を占めます。脳卒中を制圧できるか否かが、将来、国の浮沈を握るとも言えるでしょう。脳卒中・循環器病対策5カ年計画の発表、第7次医療計画の策定を経て、2019年には日本脳卒中学会主導による脳卒中センター(Primary Stroke Center、Thrombectomy-capable Stroke Center)の認証が始まります。脳卒中を取り巻く環境が大きく変革していますが、脳卒中診療の基本はチーム医療です。本会によって、脳卒中撲滅へ歩みをさらに進められることを期待します。

開催地の久留米市は九州自動車道と大分・長崎自動車道のクロスポイントに近く、5つもの国道が通る交通の要衛です。また、松田聖子やチェッカーズといった平成史に残るアイドルを輩出した土地でもあります。満開の桜の下、多くの看護師さんに参加いただきますよう、お願い致します。

各種ご案内

第2回脳卒中リハビリテーション看護の将来を考える会は多数の皆様方にご参加いただき無事盛会にて終了いたしました。

これもひとえに皆様方のご支援、ご協力の賜物と深く感謝申し上げます。